6月23日、初夏を思わせる昼下がり。オフィス街の真ん中に静かにたたずむサント・クロチルド教会ではパリ音楽高等学院のオルガン科の学生達によるコンサートが行われました。
このチャリティーコンサートはフランス人学生の「日本のためにオルガン科のみんなでなにかできないか」という提案がきっかけとなり、国境を越え彼らの日本の被災者への想いが今回の開催へつながりました。
教会の中は柔らかなオルガンの音とともに優しい時間が流れ、日本に思いを馳せることができました。
1名の日本人を含む6名の演奏者が静かな宗教的音楽を奏でるそれは、時に力強く、復興への大きなエールのようでした。
集まった募金216,18ユーロは全額日本大使館を通じ日本赤十字社へ送られます。
お越しくださいました皆さま、パリ音楽院オルガン科の皆さま、どうもありがとうございました。