10月24日パリ郊外ブローニュの森の中に造られている日本の古民家「maison de kiso」で、福島からはるばる来られた9歳〜12歳の3人の児童の歓迎会が催されました。主催者であるmaison de kisoの責任者ジャーヌ・コビー氏は被爆から子ども達を守るためのホームステイ受け入れ先探しなど、福島の被災の報を受けてフランスでもいち早く動かれている方の一人です。
もともと親日家として名高く、今回のイベントに関しても甚大なるご協力をいただきました。総勢30名程が集まり、たくさんのお菓子や飲み物が持ち寄られたアットホームな雰囲気のなかで子ども達も緊張がほぐれたのでしょうか、元気に走り回る様子には参加者も目を細めずにはいられませんでした。
女子児童のひとりは「怖い事を思い出したくない。今はフランスでの生活を楽しみたいから(福島の)お母さんとは電話しないの。」と話してくれました。こんな小さな少女でさえ福島の状況がどのようなものであるか理解しようとし、必ず帰る故郷に思いを馳せながらも、今を精一杯楽しもうと努めている姿に言葉が見つかりませんでした。フランスでの楽しい思い出を胸に、たくましく、そして前向きに生きて欲しいと思いました。
歓迎会の際に開催されたバザーでの物販売上金額 254.60ユーロ+ジャポネードバッジ10ユーロ
以上はAction enfants de fukushimaへ寄付されます。
主催者のコビ氏をはじめ、寒い中バザーでの販売を担当してくださった方々、そして販売物をご用意してくださった皆様に改めてお礼を申し上げます。