2011年6月23日、平日にもかかわらずパリ19区のコンサートホールZenith Parisは約4000人の観客の熱気に包まれました。
この日のために特別に編成されたオーケストラと合唱団、ソプラノのソリスト、それらをひとつにまとめる久石譲さんは、指揮だけでなく時にピアノの弾き振りも交え、ステージと客席の隅から隅までをその音楽とカリスマ性で惹きつけて行きます。
舞台後方に設置されたスクリーンにはジブリをはじめとする映画の主要シーンが映し出されました。
コンサート終盤には被災地のスライドショーが流れます。津波が去った後の瓦礫の町、その被害の甚大さに会場じゅうが息を呑みました。
しかし、被災地の方々の顔はどれも笑顔で、その笑顔の映像に続いて映しだされたのは
『「Merci」 世界へ、ありがとう。』
の文字でした。
日本を応援してくれている世界の皆さんへの「ありがとう」がたくさん詰まったコンサート。
会場を後にする方々の笑顔を見て、その「ありがとう」は皆さんの胸にしっかり響いたことを心から感じました。
この日集まった募金
ユーロ現金:4547.88€
ユーロ小切手:50€ (KnK Network France宛)
JPY 1,000円
USD 40ドル
NZD 25ドル
CHF 20フラン
外貨の小銭若干
これに加え、コンサートの入場料から経費を差し引いた3万ユーロが国境なき子どもたち(KnK) を通して、被災地の子供たちへの楽器・音楽支援のために送られます。
コンサートにお越しくださいました皆様、素晴らしい音楽を奏でてくださった音楽家の皆様、このコンサートのためにご尽力くださいました全ての関係者の皆様、そして感動的なメッセージを伝えてくださったマエストロに心からの感謝を込めて。
どうもありがとうございました。
JOE HISAISHI | CONCERT CARITATIF EN FAVEUR DU JAPON | TOUS EN CHŒUR