2011年7月27日、パリ・プロテスタント日本語キリスト教会の主催により、パリ4区のRue Saint-Antoineの教会で小坂忠さんのゴスペルコンサートが開催されました。
小坂忠さんと言えば、細野晴臣氏、松任谷正隆氏らと共に活動されてきた方で、日本の音楽シーンを語る上でなくてはならない人物です。
現在は牧師となられ、ゴスペルシンガーソングライターとしても幅広くご活躍されています。
ルイ・アームストロングの「What a wonderful world」から始まり、「さよならから」「機関車」などを曲間にエピソードを織り交ぜながら歌われました。途中小坂さんが震災現場へ駆けつけた際の現地の様子がプロジェクターで映し出され、その映像には胸が締め付けられるようでした。
終盤での賛美歌「アメイジング・グレイス」では「ハレルヤ」の合唱となり、たまたま通りすがって教会へ入って来た方も一緒に歌ってくださいました。
その歌声は空高くまで上り、津波の犠牲になった多くの方々、被害に遭われ苦しい日々を過ごしている方々への恩寵となって届いたかもしれません。
アンコールは彼の代表曲の「ありがとう」で締めくくられ、この言葉の持つ深い意味を考えさせられました。
小坂さんが「どうか日本のことを忘れないで下さい。」とおっしゃっていたこと、それこそがこれからのJAPONAIDEの役割のひとつなのだと改めて感じました。
集まった募金合計1,061.09ユーロは、東日本大震災救援キリスト者連絡会へ活動支援金として寄付されました。
小坂忠さん、パリ・プロテスタント日本語キリスト教会の皆様、お越し下さいました皆様、どうもありがとうございました。