3. 塩釜ベースの状況
サポートセンターをはじめ、ベースのスタッフも全員がボランティアです。
塩釜ベースの運営の中心となっていたのは浜松からいらしているF修道士でした。献身的に働く彼のことを皆「ブラザー」と呼んで信頼していました。彼がベースにいないときは、長期間ベースに滞在するベテランボランティアのKさんが全体の指揮をとっていました。
このほか日本中から1週間交代で修道女の方もいらしていて、主に食事の担当をされていました。内勤といって、ベースの掃除や食事の準備を手伝う専門のボランティアの方もいました。
なお、食材はボランティアに来た人たちが持ってきたもの、信者さんから提供されたものを組み合わせて出していました。常時人の入れ替わりはありましたが、運営はとてもスムーズに行われており、私たちはボランティア活動に専念しやすい、とても恵まれた環境だったと思います。
毎日の活動スケジュールは大体以下のような感じです。
07:00 起床。洗顔、寝具の片付け。昼食のおにぎりを個々に作る。水筒の準備。
07:20 くらいから朝食の準備。
07:30 朝食(約20分程度)。朝食中に合間をみて、本日の天気、行動についての通達。
08:00 出発の準備。手空きのものは朝食の片付け、教会の掃除。
08:30 教会出発。
08:50 現地到着。各自ボランティア活動に従事。
おおむね昼頃 昼食。これ以外にも1時間から1時間半程度ごとに小休止を取る。
15:30 借り出した道具の点検清掃。本日の報告。
16:00~16:30 教会帰着
18:00 まで自由時間。シャワーなど。
18:00 夕食
19:30 ミーティング
22:00 消灯
ベースとなっていた塩釜教会の神父様が亡くなられたので、日本中のほかの教会から神父様がいらしていました。私たちのボランティア活動中、神父様は被災地を視察されたり、教会で地元の信者さんのためにミサをしたり、病気などでミサに来られない信者さんのためには、ご自宅や病院を訪ねられているようでした。私たちボランティアの中にも信者さんが数多くいらしたので、神父様はボランティア信者のため、起床時間の30分ほど前に特別ミサもしていました。ただし、私たちのように信者でない人は強制参加ではありませんでした。
体験談の記事の次が待ち遠しいです!
野々島での活動の様子が眼の辺りに見えるような記述に引き込まれながら読ませて頂きました。写真もいいですね。
体験談がなぜこんなに細切れになってしまったのか、読む側としてはちょっと残念です。
全文が掲載されるまで待ってから最後に纏めて読む方が、連載としてよりも印象に残る気がします。
粟田さま
貴重なご意見をどうもありがとうございました。
荒木さんご夫妻のレポートは8日間の現地でのボランティア活動と前後の経緯・心情が綴られています。
長文を分割する必要があったのはもちろんですが、なるべくレポートの時間軸に沿って掲載したい意図がありました。と申しますのは、ご存知の通り復興は一気に進めたくとも実際には非常に時間がかかり、また特に海外では始めはニュース等で大きく取り上げられても、やがて忘れられてしまいがちです。
少しずつしか進むことができないけれども、継続的に思い出していただければ、という試みで連載の形を採らせていただきました。
このレポートは連載終了後も永く掲載し続けますので、また是非まとめてお読み頂ければ幸いです。
本当にどうもありがとうございます。
こんにちは。麻美さんの体験談を拝見させていただきました。私は今現在アメリカに住んでいます。今回コメントさせていただいたのは、今度大きなペーパーを書くのですが、その際の私のペーパーの主題が東北地方太平洋沖地震です。ペーパーをサポートするために経験者の方にメールで何問か質問をさせていただきメールを通じてインタビューをさせていただけたらと思います。
もしお時間があれば、Eメールという形になりますがご協力お願いいたします。
何度もすいません。Eメールじゃなくても大丈夫です。
質問は、
1、地震が起こった時の人々、政府の対応。
2、地震が起こった後の人々、政府の対応。
3、現地に行った時に身を以て感じた深刻な問題。
4、国単位で被災者の方々や問題解決のためにすべきこと。
5、個人個人で被災者の方々や問題解決のためにできること。
少しお時間取られますが、お願いいたします。
竹村様
お問い合わせありがとうございました。
メールにて返信させていただきます。
これから、寒くなりますから、毛布、布団をたくさん用意してください。そして、何日に地震がおきたら、家計簿に地震おきた、時間と震度を書いておくこと。そして、2階にも、すぐに逃げられるように、非常階段をつけておくこと、非常口を作ってください。