思いを創作にのせてー「追悼の夕べ」

去る3月17日、パリ13区の国際大学都市日本館(Maison du Japon : Cité internationale universitaire de Paris)にて短歌と詩の朗読、福島を訪問された方の現地報告、チャリティーコンサート、そして書と写真の展覧会とバザーによる《追悼の夕べ》が開催されました。
学生ボランティアの皆さんと会の準備を進める中、17時半開場にも関わらず16時過ぎには既に多くの熱心な来場者があつまりはじめました。書道展や石巻日日新聞社の写真展を真剣にながめ、バザーにも興味津々なご様子。会場は終始あたたかな雰囲気につつまれました。
第一部は短歌・詩の朗読にケルトハープの演奏が挿入されるコンサート。
短歌と詩は福島の事を中心に震災を謳ったもので、日本語とフランス語のバイリンガルでの朗読がされました。
折にふれて奏でられる美しいハープの音色に、日本の方はもとより、フランスの方も表現に刻まれた深い思いを噛み締めているようでした。
第二部の講演ではGeneviève Baumontさん(IRSN 放射線防護原子力安全研究所)が福島の現状を説明。和やかなムードも一旦キュッと引き締まり、福島の今に関心深い方々が我先にと活発な意見交換が行われました。
熱気に包まれ、各々が考えさせられる機会を得たひととき。
最後はチャリティコンサート。3組による心のこもった演奏にのせて、遠くフランスの地から、被災地に追悼を捧げる学び深い夕べとなりました。

バザーでの売上金&募金集計786€(+日本円5000円)は、JAPONAIDE宛に届いた小切手40€分を加え「みどりの東北元気キャンプ」へ全額送られました。
ミライ 本の売上金より50ユーロは、「石巻日日こども新聞」へJAPONAIDEを通して活動資金および送料として送られます。

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