2011年5月4日、パリ日本文化会館 “室内楽コンサート”

5月4日に日本文化会館で開催された室内楽コンサートは、パリ日本文化会館でのチャリティーコンサートシリーズを締めくくるに相応しく、素晴らしい夜でした。平日にも関わらず本当に沢山の方々にお集まりいただきました。
ピアニスト菅野潤さんを始めとする、フランス国内外で活躍する演奏家の皆さんの熟練の演奏は、最初の音色ひとつで会場の色を変えます。フランスの作曲者の作品が多くを占め「亡き王女のためのパヴァーヌ」では祈るような思いが、続くメシアンではピアノが打弦楽器であることを思い起こされ、その会場を引っ張っていく音の力の中に新鮮に驚きを発見します。

この日のチケット収益は3180ユーロ、募金箱に集まった184.80ユーロを併せて計3364.80ユーロの募金が集まりました。
日本文化会館で開催された「室内楽の夕べ」「コンチェルトの夕べ」「室内楽コンサート」のチケット収益及び募金いただいた額の合計8288.40ユーロは、日本文化会館から日本赤十字社へ送られます。
演奏家の皆様、並びにご来館いただきました皆様、パリ日本文化会館の皆様のあたたかいお気持ちに触れ、貴重な三夜のコンサートを共有させていただいたことを心より嬉しく思います。ありがとうございました。

出演:
菅野潤 ピアノ
工藤重典 フルート
Piotr Anderszewski ピアノ
Yvan Chiffoleau チェロ
Atsuko Watanabe ヴァイオリン
Jérôme Laran サクソフォン

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