パリ10区東駅の東隣りにあるLa Maison de l’architecture en Île-de-France(イル=ド=フランス圏建築会館)は、かつて修道院や軍事病院として使われていました。古くから存在する建築独特の佇まい、その建物の柱のひとつひとつにも歴史の重みを感じます。
2013年3月9日に開かれた陸前高田「みんなの家」報告写真展は、パリのランドマークの一つであるこの施設で開催されました。
写真展には「みんなの家」プロジェクトに寄付をくださった方々をはじめ、たくさんの方にご来場頂きました。
写真パネルとスライド、プロジェクトの内容、設計図、ヴェネチア・ビエンナーレで配布された冊子などを真剣な眼差しで閲覧される方々が終日途絶えず、JAPONAIDEのメンバーにも多くの質問や日本への励ましの言葉をいただきました。
国内外で活躍するアーティストの皆さんも会に華を添えてくださいました。
15時からは徳永真一郎と大谷加奈の両氏によるギターとフルートのコンサートが、 19時からは中秀仁と浅井信好の両氏によるクラリネットと舞踏のパフォーマンスが、また夜にはLabo Love Japonによるカクテルが開かれました。
この日募金箱に集まった345.50ユーロは全額JAPONAIDEを通して「みんなの家」プロジェクトに送られます。
【フランスから建設費用を寄付して下さった皆様へ精一杯の「ありがとう」をこめて】。その思いを少しでも伝えることができたなら幸いです。
この報告写真展はパリ日本文化会館にて3月19日から引き続き展示させていただけることとなり、パリ日本文化会館の売店 Culture Japon 様より139.39ユーロ「みんなの家」プロジェクトにご寄付いただきました。
関係者の皆様のご助力御礼申し上げます。