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2011年4月30日、パリ日本文化会館 – Concerts solidarité Japon – “コンチェルトの夕べ”

前日の室内楽コンサートに引き続き、パリ日本文化会館でのコンサートです。
この日は「コンチェルトの夕べ」と銘打たれ、UNESCOで好評を博した、ジャポネードオーケストラの団員を中心に構成されたジャポネード室内オーケストラと阿部加奈子さんの指揮により、フルート、ヴァイオリン、ピアノのコンチェルトが華やかに演奏されました。
千々石英一さんをソリストに迎えたヴィヴィルディの「春」から華やかに幕を開け、フルートの上野星矢さんはモーツアルトのコンチェルトとアンコールにバッハの組曲からBadinerieを。バッハのヴァイオリンコンチェルト、広瀬悦子さんをソリストに迎えたモーツアルトのピアノコンチェルトと、小編成オーケストラとのコンチェルトの名作が会場の空気を軽やかにします。
2011年の春は涙なくして語れない悲しい出来事がおきた中で、春のやさしさを思い起こさせるひとときが流れる、そんな二日間のコンサートでした。

チケット収益による2490ユーロ、募金箱に集められた399.60ユーロ、合計2889.60ユーロがパリ日本文化会館を通して日本赤十字社に寄付されます。

演奏者の皆様、ご来場くださった皆様のご協力とお気持ちに心より感謝いたします。

千々岩英一, ヴァイオリン
上野星矢, フルート
広瀬悦子, ピアノ
ジャポネード室内オーケストラ 指揮:阿部加奈子

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2011年4月29日、パリ日本文化会館での
初のチャリティーコンサート

2011年4月29日、パリ日本文化会館。
東日本大震災後、パリ日本文化会館での初のチャリティーコンサート、連続特別演奏会 “室内楽の夕べ” – Concerts Solidarité Japon –。
満を持して開かれたこの室内楽コンサートには、10名の演奏家の皆さんがこの日のために参加されました。諧謔さ、優しさ、時に見える悲しさ。そのすべてがアンコールに出演者全員で奏でられたフォーレに帰結します。会場を揺るがす音色は涙を誘い、魂が美しく透けて空へ昇っていく姿が見えたかのようでした。
チケット代として1845ユーロとホールエントランスに設置された募金箱に頂いた189ユーロ、あわせて2034ユーロものご厚意が集まりました。集まった全ての募金は、パリ日本文化会館を通して日本赤十字社に寄付されます。
出演者の皆様、本当に本当に素晴らしいひとときをありがとうございました。

出演者:
David Abramovitz / ピアノ
Jay Gottlieb / ピアノ
Etsuko Hirose / ピアノ
Nicolas Dautricourt / バイオリン
Eric Maria Couturier / チェロ
Daniel Garlitsky / ヴァイオリン
Quatuor Voce / 四重奏

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CONCERTS SOLIDARITE JAPON ネット予約受付中

パリ日本文化会館にて震災の自粛明けにお送りしております最初のチャリティーコンサートシリーズ “CONCERTS SOLIDARITE JAPON”。収益は全額日本赤十字社に寄付されます。

本日「コンチェルトの夕べ」では阿部加奈子さん指揮のもと、ユネスコでのチャリティーコンサートで好評を博しましたオーケストラ・ジャポネードのメンバーが再び集まり新しいプログラムを披露いたします。
5月4日水曜日には菅野潤さん、工藤重典さんをはじめとした豪華ラインナップでお届けする「室内楽コンサート」はまだお席に余裕があるようです。

今回パリ日本文化会館のご厚意によりネット予約を受け付けていただけることになりましたのでご利用いただければ幸いです。
素晴らしい演奏内容ですので是非お見逃しなく!

電話予約 : 01 44 37 95 95(パリ日本文化会館)
オンライン予約フォーム

さらに詳しく…

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パリ17区役所室内楽マラソンコンサート 結果報告

4月26日、夏のような日差しがやや和らいだ20時から、17区区役所で開催された室内楽「マラソン」コンサート第5弾。今回も様々な方々のご協力のもと、コンサートを終えることが出来ました。
開演に際し、17区区長Brigitte Kusterさま、また在仏日本大使館広報文化部志水さまよりご挨拶いただきました。
プログラムは現代曲あり、日本の歌曲ありの多彩なラインナップ。最後はクラリネット四重奏による「見上げてごらん夜の星を」で締めくくられました。
募金総額は309.90ユーロでした。コンサートにお越し頂きました全ての方々に心より感謝いたします。
出演者の皆様、お疲れさまでした。

出演:
Patrick Langot, Juliana Laska (チェロ), Bruno Allen (ギター), Maya Villanueva (ソプラノ) ほか

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PRAY FOR JAPAN-BAGATELLE
チャリティ・オークション

バガテル公園にて、2011年4月30日(土)開催

20時30分〜:ディナー
22時〜23時:チャリティ・オークション
23時〜:パーティ
オークションまでは、入場の際に招待状が必要となります。

23時以降のパーティは一般の方の入場も可能です。(入場審査あり)
入場にはスーツ着用、またはファッショナブルな服装の方優先になります。

会場住所:42 Route de Sèvres à Neuilly 75016 Paris

企画・運営 Institut Bonheur
協力 JAPONAIDE


オークションの売上および募金の合計21,545.70ユーロが日本大使館を通して日本赤十字社に寄付されました。
商品をご提供くださった企業様に心から感謝申し上げます。

協賛企業 (アルファベット順):

A.A.A, Ali Mahdavi, Ashley Ashoff, Arthur Keller, Bagatelle, Bern’s Hotel in Stockholm, Bruno Artigue, Carine Stone, Cestavoir, Chanel, Chateau de Berticheres, Chateau Brillette, Cher Michel Klein, Chloe, Christian Louboutin, Clarins France, Cointreau, Coppus Christi, Couleur Caramel, Crazy Horse, Door Studios, Elie Saab, Ellen Von Unwerth, Erika Gragg, Euroasia Intercontinental Link, Galerie Think&More, Gas Bijoux, Geraldine l’henoret, Givenchy, Hanawa, Helswinthe, Herve Neubauer, Hotel Bristol/le 114 faubourg, Hotel Crillon, Hotel Meurice, Igor&Helena Klimenkoff, Institut Bonheur, Jerome Toledano, Jitrois, John Paul, Kiehl’s, Kronenbourg, Kusmi tea, Lacoste, Laure Baruch, Le Labo, Maison Martin Margiela, Maison Michel, Melinda Gloss, Menard, Nuxe, Orange, Patrick Skacha, Paul&Joe, Pernod Ricard, Philippe Schlienger, Restaurant Kei, Shu Uemura France, Slavimir Stojanovic, Sonia Rykiel, Teen Religion, Thierry Lasry, Tom Ford, Virginie Caillet, Vuk Vidor, Wall Street Journal Europe, Warner Brothers Pictures, YSL Parfum, Z.Kudrina, Zeitgeist, 180g

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日本支援のためのオーケストラ・チャリティコンサートに際してのご挨拶

日本支援のためのオーケストラ・チャリティコンサートに際してのご挨拶
ユネスコ本部第1大会議場、2011年4月10日(日)15時開演

皆様、

本日のコンサートには、大勢の皆様にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。日本を襲った地震と津波の衝撃に、世界中が未だに震撼しております。ユネスコ職員組合(AIPU)を代表して、日本の皆様、日本政府、そして何よりも、この震災で住居やご家族、お知り合いをなくされた被災地の皆様に心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。

AIPUは、ここにいらっしゃる皆様がそうであるように、日本の人々とともにあります。この春の日の午後に、東日本大震災パリ・チャリティー・コンサート実行委員会(CSJP)の共催、日本大使館およびユネスコ日本政府代表部の後援のもと開かれるこのオーケストラ・チャリティコンサートが、その絆を表しています。

日本はこれまで、ユネスコ加盟国として世界中で数々の多大なる支援を行ってきました。今は、その日本が、大変な困難に直面しています。AIPUは、こうして人道的支援を呼び起こす活動の一助となることができ、大変嬉しく思います。そして、国際的コミュニティの団結力と支援をもって、日本の皆様および日本政府が一刻も早い復興を遂げることを心よりお祈り申し上げます。
本日は、日本支援のためのオーケストラ・チャリティコンサートにお越しくださいまして誠にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

シヂキ・クーリバリーAIPU代表

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チャリティーデュオコンサート 結果報告

映画「ダゲール通りの人々」の面影を残したままの、陽気な商店が並ぶrue daguerre。この通り明るさを一心に集めたかのような、明るいオレンジ色の教会が65番地に佇んでいます。
4月16日、この教会でコンサートを開かれたのはオーボエ奏者の坂川奈緒子さんとピアノ奏者の中本陽子さんのお二人。ピアノソロのショパンのバラードには、胸をかきむしられるような焦燥感と時に垣間見えるほろりとする様な優しさが。カリヴォダでのオーボエの音色は、どこまでも空を昇る鳥の軌道と、春の空の青さが目に浮かぶようでした。
集まった募金額は1176.30ユーロでした。演奏者のお二人と、温かく迎えてくださったSaint-Jean教会、コンサートに集まった全ての方々のご協力に感謝致します。

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4月10日UNESCOオーケストラ・チャリティコンサートでのイリナ・ボコヴァUNESCO事務局長のスピーチ日本語訳

モーゲンス・シュミットUNESCOフィールドコーディネーションオフィスディレクターによる代読

皆様、
UNESCO事務局長、イリナ・ボコヴァに代わりまして、この場に参加できることを光栄に存じます。事務局長は本日都合により参加できませんが、皆様へのメッセージをお預かりしております。以下、代読いたします。

メッセージ本文:
ユネスコ日本政府代表部大使 木曽功様をはじめとし、ご臨席の皆様、親愛なる友人、スタッフの皆様、

世界は今、日本とともにあります。
国際連合教育科学文化機関(UNESCO)を代表して、3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震の被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今年は日本のユネスコ加盟60周年となる年です。今、日本は大変な困難の中にありますが、この記念の年に、ユネスコと日本の歩みについて振り返りたいと思います。
1947年7月19日に、仙台で世界初のユネスコ協会が発足されました。第二次世界大戦の爪痕を目の当たりにした仙台の人々は、ユネスコの理念である教育、科学、文化、交流を通して平和を築くために立ち上がったのです。
この草の根運動は各地に広がり、1948年の日本ユネスコ協会連盟の発足のきっかけとなりました。これにより日本は、正式な和平条約である1951年9月のサンフランシスコ条約調印に先だって、同年5月、ユネスコの正式メンバーとなりました。これは、日本の国際連合加盟よりも5年前のことです。

今回のオーケストラ・チャリティコンサートは、我々の60年以上にわたる強い絆を表すものです。
我々は、復興はまず教育現場から進めるべきだと信じています。それは、学校、生徒、そして教員といった教育にかかわるものは、未来を作る土台となるからです。教育こそが、変化をもたらす最大の希望なのです。今回お寄せいただいた募金はすべて、日本ユネスコ協会連盟に託され、被災した7008もの学校の支援に充てられます。

世界はひとつです。
今回の災害は、日本だけが危機に曝されているのではありません。世界全体の問題なのです。我々は皆、この悲劇に衝撃を受けています。復興と新しいスタートのために、ともに協力しましょう。
今ここにいらっしゃる皆様、演奏してくださる演奏家の皆様、そしてお越しくださった皆様に深く感謝いたします。
今回のコンサートを企画してくださった阿部加奈子さんそして松宮圭太さん、演奏に参加してくださる萩原麻未さんをはじめとする演奏家の方々に、重ねてお礼申し上げます。
何よりも、このコンサートは希望というメッセージを届けてくれるでしょう。

この春の日曜の午後は、18世紀に生きた有名な俳人、与謝蕪村の詩の一節を想起させます。

燭の火を燭にうつすや春の夕

この句には、春という季節のエッセンスが凝縮されています。暗闇の一隅にもたらされる明かり、そこから再び生を得るいのち、明かりが運ぶ希望…。

今日、ここにこうして集まったのは、まさにこのためです。春の光を共有し、共に、前に進むためなのです。ここでは音楽が、団結のための仲介となります。音楽は誰もがわかる言葉で我々の心に語りかけ、元気を与え、なにものをも超越します。音楽は、人間に与えられた、強さや共感、希望を表す最も強力な能力のうちのひとつなのです。
どうぞよいコンサートをお楽しみください。

イリナ・ボコヴァ

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室内楽マラソン・コンサート:日仏文化センター・エスパス ハットリ 結果報告

パリの東、ナシオン広場に程近いエスパス・ハットリは、フランスの中にあって日本を感じさせる稀有な空間です。
4月14日、少し肌寒い春の日に、室内楽「マラソン」コンサート第4弾が開かれました。
古典・ロマン派から現代曲まで。トリオ、デュオ、ピアノソロと、バラエティ豊かな室内楽の愉しみが、鯉のぼりの踊るエスパス・ハットリの小サロンに広がります。
特に第一部ではギヨーム・マッソンさんが作曲されたピアノ曲〈Radiance post disaster 〜震災の犠牲者のために〉を、ギヨームさん自らが演奏。第二部では福島県出身のフルーティスト・木村百合子さんが現在の福島の様子をスピーチされ、ご自身が作曲された、日本の歌をテーマにした曲を演奏されました。
被災地への思いが詰まった、心のこもったコンサート。221,49ユーロの募金額が集まりました。
集まった全ての募金は、100%が在仏日本大使館を通して日本赤十字社に寄付されます。
出演者のみなさま、またエスパス・ハットリのみなさま、あたたかい空間を共有できましたことを感謝致します。

出演:
木村百合子 (フルート), 古澤ラルドゥ明子 (トロンボーン), 對馬桂祐, 河野彩 (ヴァイオリン), Erwan Le Guen (チェロ), サルーム万葉子, 北山裕美, 伊藤美織, Guillaume Masson, Jean-Michel Kim, Nicola Sergio, Paul Montag (ピアノ)

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ユネスコでのオーケストラ・チャリティーコンサート

震災から一ヶ月が経とうとしている2010年4月10日、パリ。
まるで初夏のような春の日、エッフェル塔にほど近いユネスコ本部第一会議場にて開かれたオーケストラ・コンサート。既に8日の午前中には全1350席のご予約を頂いておりました。

被災地の映像、会場全員での黙祷に始まり、武満徹の「弦楽のためのレクイエム」に続きます。
2010年にジュネーブ国際音楽コンクール・ピアノ部門で1位となった萩原麻未さんをソリストに迎えてのラヴェルのピアノ協奏曲は素晴らしい演奏に第1楽章(Allegramente)終了時にも思わず拍手が。
プログラムの最後はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。
東欧の作曲家がアメリカという異国の地で、故郷へ便りを送るかのように綴ったこの交響曲。特に第2楽章(Largo)は、旋律にドヴォルザークの思いが寄り添い、国は違えども私たちも思いを同じくして望郷の念に駆られずにはいられませんでした。

アンコールには男女混声合唱つきで「さくらさくら」、そして「ふるさと」。
幼少の頃を思い、父母を思い、友を思い、…思い出を沢山抱いた「ふるさと」、その「ふるさと」が津波によって飲まれていく、コンサート冒頭の映像が思い起こされます。
会場中の全て方々の思い、涙、祈りで構築されたハーモニー。この日集められた募金総額は21354.93ユーロにものぼりました。
全額が被災した学校の支援の為、日本ユネスコ協会連盟に寄付されます。

演奏家並びにユネスコスタッフの皆様、ご来場いただいた全ての方々に心から感謝いたします。ありがとうございました。

出演:
指揮 阿部加奈子
ピアノ 萩原麻未
ジャポネード・オーケストラ
ジャポネード合唱団

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