Tag Archives: 萩原麻未

[video] 一年間の記録映像

この動画は東日本大震災の翌年、2012年11月に石巻市で開催されたフランスフェアのために制作したものです。震災から5年という節目を迎えるにあたり、沢山の寄付をくださったフランスの方々や、音楽家をはじめご協力くださった数多くのボランティアの方々に感謝の意を込めて公開する運びとなりました。
震災の被害に遭われ、大切な家族や生活を失った方々には「何年」という経過した年月で割り切れるものではありませんが、現地視察や海外ホームステイなどの活動支援を通して、私達の予想を超えて力強く未来へ歩き出している現状もあり、今いちど初期の活動を改めて振り返ることで今後成せることは何かを再検討するきっかけになればと考えております。

ジャポネード一同


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ユネスコでのオーケストラ・チャリティーコンサート

震災から一ヶ月が経とうとしている2010年4月10日、パリ。
まるで初夏のような春の日、エッフェル塔にほど近いユネスコ本部第一会議場にて開かれたオーケストラ・コンサート。既に8日の午前中には全1350席のご予約を頂いておりました。

被災地の映像、会場全員での黙祷に始まり、武満徹の「弦楽のためのレクイエム」に続きます。
2010年にジュネーブ国際音楽コンクール・ピアノ部門で1位となった萩原麻未さんをソリストに迎えてのラヴェルのピアノ協奏曲は素晴らしい演奏に第1楽章(Allegramente)終了時にも思わず拍手が。
プログラムの最後はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。
東欧の作曲家がアメリカという異国の地で、故郷へ便りを送るかのように綴ったこの交響曲。特に第2楽章(Largo)は、旋律にドヴォルザークの思いが寄り添い、国は違えども私たちも思いを同じくして望郷の念に駆られずにはいられませんでした。

アンコールには男女混声合唱つきで「さくらさくら」、そして「ふるさと」。
幼少の頃を思い、父母を思い、友を思い、…思い出を沢山抱いた「ふるさと」、その「ふるさと」が津波によって飲まれていく、コンサート冒頭の映像が思い起こされます。
会場中の全て方々の思い、涙、祈りで構築されたハーモニー。この日集められた募金総額は21354.93ユーロにものぼりました。
全額が被災した学校の支援の為、日本ユネスコ協会連盟に寄付されます。

演奏家並びにユネスコスタッフの皆様、ご来場いただいた全ての方々に心から感謝いたします。ありがとうございました。

出演:
指揮 阿部加奈子
ピアノ 萩原麻未
ジャポネード・オーケストラ
ジャポネード合唱団

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萩原麻未さんのラヴェル : ピアノ協奏曲ト長調

いよいよ今週の日曜日に迫ったユネスコでのオーケストラ・チャリティーコンサート。
プログラムの見所のひとつが、昨年ジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初めて優勝を果たした、萩原麻未さんがソリストをつとめるラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」。
アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリ、マウリツィオ・ポリーニ、マルタ・アルゲリッチなどの名だたる巨匠を輩出しているこのコンクールのファイナルで、萩原さんは難曲として知られるこのラヴェルの協奏曲を見事に弾き切りました。

こちらはそのジュネーヴ国際コンクールのファイナルでの萩原さんの演奏の様子です。名門スイス・ロマンド管弦楽団を相手に少しも物怖じしないその堂々とした演奏は、未来の巨匠を予感させます。
是非ユネスコのチャリティーコンサートで、才能溢れる若き音楽家の今をお楽しみください。



漫画「のだめカンタービレ」でもおなじみのパリ国立高等音楽院に在籍されている萩原さんは、ご本人のキャラクターも演奏と同様にとても魅力的。4月10日のコンサートにどうぞご期待ください。

※ご予約はこちらから、お早めにどうぞ
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