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「ありがとう」をこめて

パリ10区東駅の東隣りにあるLa Maison de l’architecture en Île-de-France(イル=ド=フランス圏建築会館)は、かつて修道院や軍事病院として使われていました。古くから存在する建築独特の佇まい、その建物の柱のひとつひとつにも歴史の重みを感じます。
2013年3月9日に開かれた陸前高田「みんなの家」報告写真展は、パリのランドマークの一つであるこの施設で開催されました。

写真展には「みんなの家」プロジェクトに寄付をくださった方々をはじめ、たくさんの方にご来場頂きました。
写真パネルとスライド、プロジェクトの内容、設計図、ヴェネチア・ビエンナーレで配布された冊子などを真剣な眼差しで閲覧される方々が終日途絶えず、JAPONAIDEのメンバーにも多くの質問や日本への励ましの言葉をいただきました。
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陸前高田「みんなの家」報告写真展

日時 : 2013年3月9日(土) 10〜22時
会場 : Maison de l’architecture
住所 : 148 rue du Faubourg Saint-Martin 75010 Paris メトロ : Gare de l’Est
入場無料

昨年11月竣工、そしてヴェネチア・ビエンナーレ建築展で金獅子賞を受賞した陸前高田の「みんなの家」報告写真展を開催致します。震災から2年が経った今もなお、「一時避難のため」に建てられてから何も変わっていない仮設住宅。
その中で限られた生活を過ごされている方々の「孤独」との戦いはまだ続いています。
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« 日本へ送るメッセージ »

10月19日金曜日。19時に開演された辻美玲氏によるピアノコンサートの前に、クリストフ・クリタ氏により「みんなの家」プロジェクトの情景説明がされた後に、「震災から1年半以上が過ぎた今だからこそ、震災のことをそれぞれが思い起こす機会となれば」との言葉が添えられました。

ラヴェル作曲《亡き王女のためのパヴァーヌ》からはじまり、武満徹、ショパンと続く演奏は、日本を思う私たち一人ひとりの心に寄り添います。アンコールにはショパン作曲のノクターン《遺作》。悲しみの中にありながら何度も何度も希望をたぐり寄せようとする旋律に、祈りの時間が流れました。

演奏会後のサロンでは漫画家 クリストフ・クリタ、イラストレーター 甲斐なつき、ポラロイド写真家 Jean Marie Bellemain、陶芸家 和泉多束、アーティスト Inès P Kuberの各氏による展示販売会が行われ、あたたかな交流が繰り広げられました。

言語学院のサロンが会場ということもあり、多種多様な国籍の方が足を運んでくださいました。JAPONAIDEスタッフに「このコンサートは何のためのコンサートなのか」と尋ねられる通りがかりの方も多く、私たちも「日本へ送るメッセージ」の手助けが少しできたのでは、と思いました。

日本を思う機会が様々な形で現されたこのコンサートでは、サロンでの展示販売会での収益を併せ512ユーロが集まりました。
収益は全て「みんなの家」プロジェクトに寄付されます。

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~ 日本へ送るメッセージ ~「みんなの家」チャリティーイベント

辻美玲によるピアノリサイタル

  • ラベル 亡き王女のためのパヴァーヌ
  • 武満徹 リタニ I &II
  • ショパン マズルカ
  • 舟歌
  • 英雄ポロネーズ

その他友人達による作品を展示販売致します。
漫画家 クリストフ・クリタ
イラスト 甲斐なつき
ポラロイド Jean Marie Bellemain
陶芸家 和泉多束
アーティスト Inès P Kuber

集まった寄付金は JAPONAIDEを通じて帰心の会「みんなの家プロジェクト」に寄付されます。

日時 : 10月19日 (金) 19時開演
会場 : AAA語学学院にて
住所 : 21 rue d’Antin 75002 Paris – メトロ Opéra / Pyramides
入場無料

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Mini Don Grand Don 第4弾『祭』レポート

3月9、10、11日の3日間に渡り、日仏3人の女性が中心となって主催しているチャリティーイベント「ミニ丼. グラン丼」の第4弾が、マレ地区に位置するギャラリー Marais Ouest にて開催されました。今回は収益金の一部を、ジャポネードを通して NPO 帰心の会が手がける陸前高田の「みんなの家」の建設のための寄付していただくという申し出をいただき、1晩だけですがお手伝いに参加させていただきました。

「ミニ丼. グラン丼」は、フランスを舞台に日本の文化を紹介すると共に、参加ボランティアアーティストの表現活動の場を開拓しています。第4弾では「祭」をテーマに、イラストレーションの作品展、コンサート、落語、紙芝居の他、バザー、たこ焼きやミニ丼の販売もあり、子供から大人まで楽しめるイベントとなりました。

被災地で失われた「祭」の魂をパリで復活させて、経済的援助を東北に届けたいというこのイベントには3日間で約400人の市民が集い、楽しいひとときを分かち合いました。70人のボランティアに支えられた、心のこもった手作りの温かいチャリティーイベントであったと同時に、素晴らしい日仏交流の場でもありました。

イベント終了後、収益金の中から2825€を「みんなの家」へ寄付していただきました。この寄付金は全額 NPO 帰心の会に送金、また、期間中設置させていただいたジャポネードの募金箱に集まった59€も「みんなの家」に寄付させていただきます。
主催者のみなこさん、エロディーさん、くみさん、本当にありがとうございました。また、ボランティアのみなさん、イベントに参加して下さったみな様にも重ねて御礼申し上げます。

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ミニ丼. グラン丼 4

Mini Don Grand Don 第4弾、祭

日本の悲しい出来事から1年、 Mini Don Grand Donは、第4弾を「祭り」をテーマに開催します。村ばかりか日本の元気な心も奪ってしまったあの震災以前にあった、楽しい祭りの時間を思い出しましょう。

Mini Don Grand Don は、日本への支援を目的に、世界中からアーティストを招いて、それぞれの「心によぎったこと」を自由に創作・発表してもらう団体です。このイベントを通して得る収益金は全額、スコップ団、そして新たにジャポネードが進めている「みんなの家」プロジェクトへ寄付されます。(スコップ団は、3月11日の津波被害を受けた地域の瓦礫処理を行いながら、被災者支援を行っているNPO です。)

 
Mini Don Grand Don第4弾は、日本の人々に苦悩ではなく、希望と喜びを伝えたいと願い、「祭」をテーマとします。
日本でスコップ団が主催する花火の打ち上げ日には、パリ会場にて花火の実況中継、イラストレーション展、エレクトロ・ミュージックのライブ、そして本やイラスト本の販売を行います。
また、3日間を通じて、ブティックスペース、ブックコーナーを設けます。
しかし、メインはイベントの最後を締める、3月11日18時からの来場者参加型のキャンドル・ナイトです。
 
日時 : 3月9日(金)〜11日(日)
時間 :
  9日 18:00 – 22:00
 10日 10:30 – 23:00
 11日 15:00 – 18:00
☆11日18:00 キャンドルナイトスタート。ギャラリー出発。

場所 : Galerie Marais Ouest 12
住所 : 12, rue de Montmorency75003 Paris
 
※Mini Don Grand Donのスタッフによるイベント準備の様子は、ジャーナリスト 松永麻衣子さんのブログ『パリところどころ』に掲載されます。

 


MINI DON GRAND DON 祭

3月9日(金)18時〜 オープニングレセプション、エレクトロナイト
 

合同イラストレーション展

トマ・ブヴェレ
Izumi idoia
アントワンヌ・ベルトラン
アイ・アキヤマ
etc.

エレクトロ・ナイト

〜22時
入場料5ユーロ
19時:イクストロニク(XTRONIK)
20時:DJ フランク・ビンボータワー(DJ Frank Bimbo Tower)
21時 – GNG

 


MINI DON 祭の一日

3月10日(土) 10時30分〜23時
 
10:30〜23:00 – 音楽と舞台の祭の一日 
日本流の朝食、子供から大人まで楽しめる舞台、そして夜のコンサートまで、
日本のいろいろな「日本の祭り」をお楽しみいただけます。
10:30 – 祭の屋台
朝ご飯として、 日本食を用意して、来場者をお迎えします。
11:30 – 紙芝居とサックス N°1
紙芝居:語り手、レイラ・フルノ。サックス伴奏、仲野麻紀
14:00 – 紙芝居とサックス N°2
紙芝居:語り手、レイラ・フルノ。サックス伴奏、仲野麻紀
16:00 – 落語
落語:出演、ステファン・フェランデーズ、シ・バラボルカ(三味線)
全日:祭
– 屋台コーナー(たこ焼き、チョコバナナ、ミニ丼、焼きそばなど)
– 日本の遊びコーナー
– 日本の書籍コーナー
– 駄菓子コーナー
– 東北物産品販売コーナー(Arts to Hearts )

エレクトロニック・ナイト
入場料5ユーロ
20:00 – クラウドベリー(Cloudberry)
21:00 – HYPO & EDH
22:00 – クミソロDJ カラオケ(Kumisolo DJ karaoké)

 


祈念日

津波から一周年
3月11日(日)15時〜18時(18時よりキャンドルナイト出発)

15:00 – 中村江里子によるこどものための朗読
16:00 – 18:00 – おやつとドリンクバー (アルコール含む)
午後(随時):スタンドと販売コーナー
– 書籍販売ー日本文学、美術本、児童書
– 日本食スタンド(ミニ丼、たこ焼き、チョコバナナ、焼きそばなど)
– 駄菓子コーナー

18:00 – キャンドル・ナイト出発
Mini Don Grand Don スタッフと共に、灯をともしたキャンドルを持って
パリ市内を歩くキャンドル・ナイトにご参加ください。

 

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みんなの家

「みんなの家」の建設に力を合わせよう!!

2011年3月11日、日本の東北地方はいまだかつてない激しい地震に襲われ、その数分後に大津波が押し寄せ、町や村が破壊され、多くの犠牲者と甚大な被害を被りました。震災後の多角的な支援により、復興に向けての第一歩としてプレハブ住宅の建設も進みました。しかし、震災から一年が経とうとしている今日も、大半の被災者の方々は未だに避難民として仮設住宅に暮らし続けているという現実もあります。仮設住宅での無味乾燥な暮らしの中に、今こそ、お互いにコミニュケーションをとり、未来への希望を分かち合う場所が必要とされています。この切実な願いに応えて、建築家・伊東豊雄氏が仙台に〈みんなの家〉を建設することを決意され、くまもとアートポリス(熊本県)の支援を得て、昨年秋に完成しました。
そして今、若手建築家、乾久美子、藤本壮介、平田晃久の3氏が加わり、新たな家が陸前高田に計画されている他、今後、仮設住宅の集まっている各地域に「みんなの家」を一軒ずつ建築していこうという構想があります。
伊東豊雄氏をはじめ、山本理顕、内藤廣、隈研吾、妹島和世の5氏ら日本の著名な建築家が率いる「帰心の会」が運営するこのプロジェクトの遂行のためには、今、改めてわたしたち皆の力が必要です。仏語月刊雑誌〈ZOOM JAPON〉はこのプロジェクトに賛同し、読者をはじめ、より多くのフランス在住の方々に、陸前高田の〈みんなの家〉建設に要する資金5万ユーロ(約500万円)を集めるためのキャンペーンを開始しました。(5ユーロから)

陸前高田の〈みんなの家〉建設のために皆様から寄せられた募金は、
NPO 「Japonaide (ジャポネード)」を介して、全額「帰心の会」に送られます。

このプロジェクトにご協力いただける方は、
小切手の宛先に ASS JAPONAIDE と記入の上、
Zoom Japon
Opération Maison pour tous
12 rue de Nancy 75010 Paris
までお送りください。

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