ユネスコでのオーケストラ・チャリティーコンサート

震災から一ヶ月が経とうとしている2010年4月10日、パリ。
まるで初夏のような春の日、エッフェル塔にほど近いユネスコ本部第一会議場にて開かれたオーケストラ・コンサート。既に8日の午前中には全1350席のご予約を頂いておりました。

被災地の映像、会場全員での黙祷に始まり、武満徹の「弦楽のためのレクイエム」に続きます。
2010年にジュネーブ国際音楽コンクール・ピアノ部門で1位となった萩原麻未さんをソリストに迎えてのラヴェルのピアノ協奏曲は素晴らしい演奏に第1楽章(Allegramente)終了時にも思わず拍手が。
プログラムの最後はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。
東欧の作曲家がアメリカという異国の地で、故郷へ便りを送るかのように綴ったこの交響曲。特に第2楽章(Largo)は、旋律にドヴォルザークの思いが寄り添い、国は違えども私たちも思いを同じくして望郷の念に駆られずにはいられませんでした。

アンコールには男女混声合唱つきで「さくらさくら」、そして「ふるさと」。
幼少の頃を思い、父母を思い、友を思い、…思い出を沢山抱いた「ふるさと」、その「ふるさと」が津波によって飲まれていく、コンサート冒頭の映像が思い起こされます。
会場中の全て方々の思い、涙、祈りで構築されたハーモニー。この日集められた募金総額は21354.93ユーロにものぼりました。
全額が被災した学校の支援の為、日本ユネスコ協会連盟に寄付されます。

演奏家並びにユネスコスタッフの皆様、ご来場いただいた全ての方々に心から感謝いたします。ありがとうございました。

出演:
指揮 阿部加奈子
ピアノ 萩原麻未
ジャポネード・オーケストラ
ジャポネード合唱団

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ユネスコでのオーケストラ・チャリティーコンサート への2件のコメント

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